「美醜の大地〜復讐のために顔を捨てた女〜」
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すべてを失った女の復讐がはじまる
美醜の大地〜復讐のために顔を捨てた女〜
「美醜の大地〜復讐のために顔を捨てた女〜」
ストーリーな女たちで配信中
作者：藤森治見
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「美醜の大地〜復讐のために顔を捨てた女〜」漫画ネタバレ情報
いじめによって家族を奪われた女が別人に生まれ変わり、
地獄の復讐に身を投じる！！
主人公市村ハナは、
学校で激しいいじめにあっていた・・・
主犯格はある製紙会社の社長を父に持つ
令嬢の高島津絢子
彼女の命令で取り巻きの女たちに
ひどい仕打ちを日々受けながら過ごしていた。
弁当箱の中にミミズを仕込まれ食べさせられ、
いやらしい内容の手紙を送り付けられ
体を狙われる陰湿な嫌がらせ、
さらには靴を隠され
見つけてみると血まみれになったウサギと
一緒に捨てられるなど地獄のような
仕打ちを毎日のように受けていた・・・
すべては顔が醜いからという理由だけで・・・
こんな日々はもう嫌だと心底疲れ果てていたが、
女手一つで弟と私を学校に行かせてくれている
母を思うと言いだせないでいた・・・
しかしあるとき事件が起こる。
学校中の先生や生徒の財布が盗まれ、
すべてをハナの責任だと犯人扱いされ退学に追い込まれる。
自分はやってないと反論するも、
醜いハナの言葉に誰も耳を傾けず、
教師ですら他人のせいにするなと殴りつけ、
貧乏人が他人様のものを盗んだうえに、
人のせいにするなど顔だけでなく心まで醜いと蔑むのであった。
心身共に限界に達していたハナは、
ここまで育ててくれた母に申し訳ないと泣き崩れたが、
母はそんなハナを抱きしめ綺麗な顔に産んでやれなくて
ごめんね。
それでも大事なかわいい娘だよ。
と言ってハナを慰めた。
そんななか家族の愛に支えられ平穏を取り戻しつつあった
ハナにさらなる悲劇が起こる！
昭和20年8月15日。
玉音放送とともに終戦を迎えたはずなのに、
ソ連がハナたちの住む樺太を空襲して
民間人を襲ったのだった。
母と弟の留吉とともに逃げるハナ、
港につき引揚船に乗ったハナたちであったが、
そこにはいじめの主犯であった絢子たちも乗っており、
ハナを見つけるやいなや、
「泥棒がのってきたわ！」
と声を大きく言い放つ。
その一言で船の乗員たちにと盗人扱いされ、
家族ともども船からおろされてしまうのであった。
それでも何とか翌日の船に乗ることができ、
これでやっと家族で新しい土地に行くことができ、
仲良く楽しい日々が過ごせると希望をもった矢先、
本土を目の前にしてソ連軍の砲撃に見舞われる・・・
船は沈んだが何とか一命を取り留めたハナ
海に投げ出されたハナは必死で母と弟を探す・・・
目の前に母の姿が！
助けようと近くによるが、
さっきの砲撃にすでに母は息絶えていた・・・
沈みゆく母、
なんとか弟だけでも救おうと
必死で泳ぎ岸辺までたどり着いたが、
ついた時には既に遅く体力の少ない弟は
すでに水死していたのであった・・・
すべてを失ってしまったハナ・・・
あの時絢子たちに船をおろされていなければ
こんなことにはならなかったはず・・・
あの女たちは絶対に許さない！
私がこんな目にあっているのに
あいつらは普通に生きているなんて。
どんなことをしてでも必ず復讐してやる・・・
憎しみの炎はハナの中で激しく燃えていた。
噂で耳にした整形の天才外科医が
いることを知ったハナは、
まずは顔を隠して身売りをし、
できた金で整形を依頼することに、
だが天才外科医はお金よりも理由が重要だ！
とハナに問いかける。
すべてを捨てて生きなおす道もあるのでは？
と外科医は言ったが、
今までの恨みを忘れて生きることよりも、
いままでの屈辱と亡くなった家族の無念を晴らすため、
復讐の人生を送りたい！
そういうハナの強い意志を気に入った外科医は
ハナの整形を承諾する。
整形で顔を捨て、生まれ変わるハナ
すべてをかけた復讐がいま始まろうとしていた・・・
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